節電や省エネをする理由
それは、単純に無駄だからです。
一般の家計では全体支出に対して10%程度が光熱水道費という統計があります。
しかし、本当はそれだけでは無く、ほとんどの支出が10%以上のエネルギーコスト(電気やガソリンや水道代)を含んでいるのです。
例えば、レストランで飲食をした場合、お店が支払っている光熱水道費というエネルギーコストを飲食代の一部として支払っています。また、多くの場合、食材の運搬にはガソリンが使われていますし、食材を作る際にも、様々なエネルギーが使われています。もちろん、レストランの建物を建築する際にも多くのエネルギーが使われています。結果、その代金をお客さんが支払っているわけです。
つまり、今の家計の支出のうち30%ぐらいは、エネルギーコストとして支払っているのです。これを一生と考えると、かなりの金額になるのではないでしょうか?
しかし、それらの支出は、各自のちょっとした工夫で減らせるのです。
光熱水道費の行方
光熱水道費をたくさん使うと、電力会社などが利益が出ると思うかもしれません。しかし、それだけではなく、電力会社の支出全体の25%以上が燃料費であり、日本にはエネルギーが少ないため、その多くは海外に流れてしまうのです。
それらの無駄な支出を減らすことで、日本国内の循環が促進されます。
節電や省エネを進めるとどうなる?
簡単に、豊(ゆたか)になれます。
ある程度までは、支出を減らす方が、収入を増やすよりも簡単だからです。
エネルギーを使う事が好きな人は、あまりいないかと思います。エネルギーを使うことは、手段であったり、過程であったりしますが、目的では無いためです。
つまり、節電して浮いた分で、好きな事が出来るようになるわけです。
節電は効果が高い
節電により光熱水道費の支出が50万円削減できると、500万円の収入増と同じ効果になります。(利益率が10%の企業の場合。)
収入 | 光熱水道費 | 利益 | |
対策前 | 2,000万円 | 100万円(5%) | 200万円(10%) |
節電対策後 | 2,000万円 | 50万円(2.5%) | 250万円(12.5%) |
支出に占める光熱水道費が5%だった場合は、収入が1.25倍になったのと同じ経済効果なのです。
まとめ
収入を増やすにはコストがかかることが多いですが、支出を減らすのには、コストがかからない方法もあります。保険の見直しと同じで、支出を見直して、不必要な支出を減らすのです。
さらに、現在は技術革新が進むことで、少ないエネルギーで今よりも快適な環境を得られるようになってきています。空調や照明の家電や設備の買い換えがあるようでしたら、詳しく調べて検討されることをオススメします。
とはいっても、簡単な省エネの方法もたくさんありますので、ぜひ実践してください。