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丸形蛍光灯(FCL30)LED徹底レビュー|PAI-30慧光(中国製)

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amazonで見つけた30Wの丸形蛍光灯(FCL30)のLEDで最も消費電力が少なく価格が安かったPAI-30を11個購入しました。

販売元の慧光(EKOU)さんでは、30Wタイプの色は昼白色と電球色の取り扱いがあり、カバーはフロストとクリアの2種類があります。

また、30W以外では20W、30W、32W、40Wの取り扱いがあります。

今回、購入したのは30W、昼白色、クリアです。

使用目的は、賃貸住宅の共用部の交換用です。

 

概要

簡単に所感とまとめです。

  • 30Wの蛍光灯と比べて少し暗い。20Wと同等程度。
  • 昼白色だけど昼光色に近い高めの色温度。
  • 消費電力は約9W。
  • 毎日12時間使うと28Wの蛍光灯の電気代は約3,300円に対して、9LのLEDは約1,000円、LED電球代は1,500円のため、8ヶ月で電球代分が節電できます。

30Wから20W相当になりますが、共用部としては全く問題ないかなという印象です。

つまり、今と同じ明るさが欲しい場合は使わない方がよいですが、それ以外であれば問題ないと思います。

あとは耐久性ですが、わかり次第、追記します。

 

詳細データ(PAI-30C-CL)

口金:G10q(ソケット部回転可能タイプ)

電圧:85~256V,50/60Hz

全光束:1000lm

色温度:5500K

消費電力:約9W

サイズ:直径約225xφ30mm

レビュー★4

ということですが、2015年以降のレビューでいうと★4.5ぐらいはありそうです。

つまり、発売当初から、改善されているようです。

amazonに記載の無いデータは下記の通り。

梱包

1個づつ箱に入ってきました。

説明書も思ったよりも丁寧でした。

重さ

g

消費電力

9W

蛍光灯との比較

自宅のお風呂の蛍光灯と交換してみました。比較している蛍光灯は20Wの電球色です。

球は3年ぐらいまえに交換しましたが、点灯時間が短いのでそれほど明るさが落ちていることはないと思います。

交換

電気を消して、グローを外し、蛍光灯とLEDを交換しました。

実験のため、安定器をパスする工事はせず、普通に電球を入れました。

器具は20Wと30Wのどちらでも使用できる器具のため、問題なく設置できました。

また、構造的に白い端子部分が首を振る様な形で少し動かすことができるようになっているため、ある程度の器具にははめることができると思います。

カバーを取り付けて完成です。

器具にいれるためクリアを選んだのですが、少し粒粒が見えます。

フロストを選べば粒粒は見えないと思いますが、その分暗くなるので、明るくしたい場合は、こちらで正解だったと思います。

逆に、多少暗くなっても全体的な明るさを得られれば良い場合や、直接視界に入る照明の場合は、瞳孔の開き具合(PLM)を考慮すると、フロストタイプの方が明るく感じると思います。

照度測定

スマホの照度アプリでを計ってみました。

直下とお風呂の端の両方で、20Wの蛍光灯と同じでした。

直下 お風呂の端
20W 蛍光灯電球色(FCL20) 500lx 400lx
9W LED昼白色(PAI-30C-CL) 500lx 400lx

つまり、30Wの大きさで20Wの明るさにできる消費電力9WのLED電球ということになります。

 

分解

ネジが1本あったので外してみたところ、分解できました。

4ピンすべてに配線されていますので、コネクタは180度回転させても問題無さそうです。

中の基板

LED基板と電源回路の2つに分かれていました。

裏はこんな感じです。

電源基板の拡大

LEDだけでなく、コンデンサも熱に弱いため、その辺りが寿命に関係しそうです。

参考までに基板の裏側です。

消費電力の計測

消費電力を計測したところ8.8Wでした。

念のため11個すべて計測してみました。

11個の結果

1つが9.5Wでその他の10個は8.6W~8.8Wとなりました。

そこで、気になった9.5Wを分解しました。

1つだけ消費電力が高かった理由

分解してみると、コンデンサが違うモノが入っていました。

10個は100μF、1個だけ47μFです。

このあたりが、中国製というところでしょうか。汗。

消費電力が10%高い分、明るいと思いますが、寿命に影響しそうですね。

まとめ

グロー管を外すだけで点灯する、30Wの大きさで、20W相当の明るさ、消費電力約9WのLED電球です。

つまり、商品説明の数値どおり商品です。

ただし、コンデンサが違うものがあるため、製品によって、バラツキがありそうです。

 

明るさ

明るさは、30Wと比べると暗いです。20Wと比べると同等です。

つまり、30W蛍光灯は2100lmのため、上半分が無駄だとして0.7をかけても

1470lmが必要です。PAI-30は1000lmしかないため、やはり暗いです。

20Wの蛍光灯は1300lmのため、0.7をかけると910lmとなり、PAI-30と同等となります。

詳しく計っていませんが、昼白色の蛍光灯と比べてみた感じ若干色温度が高いです。つまり、昼光色よりの昼白色といった感じです。

寿命

まだわかりませんが、酷評されているレビューは無いので、それほど問題ないのかなと思います。

コストパフォーマンス

 

消費電力 電気代 節電金額  年利 備考
30W丸形蛍光灯 30W  3,547円  ー 蛍光灯の消費電力28W

+安定器の消費電力2W

9WLEDへ電球のみを交換 11W  1,300円 2,246円 150% 安定器の消費電力2W
9WLED+電気工事 9W 1,064円 2,483円  100% 安定器を取り外すため、

発熱が押さえされ器具が長持ちする。

また、安定器の故障(火災)の心配が無くなる。

※電気代は、27円/kW、1日12時間、365日にて計算。

※年利の商品代は1500円にて計算。工事費は仮に1台1,000円。

 


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